子育てに悩んだらすべきこと
こんにちは。ダーツーです。
昨日、友人とオンライン飲み会でお互いの子育てについて話していました。
すると、自分の中では当たり前だったのに友人は全然違うことをしていたのが気になりました。
改めて整理してみたいと思います。
ちなみに友人は3歳の女の子の父親です。
子供への接し方を意識していない
とあることから、話題が子供への接し方になりました。
友人は「これまで子供への接し方をあまり真剣に考えたことがなかったから、とりあえず教育書を買ってきて読もうと思ってる」
と言いました。
子供への接し方を真剣に考えてない親はたくさんいると思うんですが、
それを考える時に最初に「知らない誰か」の話を参考にしようとするのに違和感を覚えました。
私は、子供が産まれた時にどんな風に子供に接していこうか自分なりに考えたのですが、
そこで参考にしたのが「自分自身(親)がどう育てられてきたのか(どういう教育を受けてきたのか)」です。
子育ての一番身近な相談相手は自分の親(子供からみた祖父母)なんていうことはよく言ったものです。
この視点は「親の視点」だということがポイントです。
では「子供の視点」ではどううつっているのか。
それを探るには自分自身の実体験を振り返るのが一番だと考えています。
誰だって大人になっても忘れられない「親や先生からもらった嬉しい言葉」や、「親や先生にされた嫌なこと」などがあるはずです。
私はまず、それを整理してみることから始めました。
結果、嬉しい言葉はよりも嫌なことが簡単にたくさん思い出せました。
親や先生にされた嫌なこと
①小学校一年生の運動会に両親が見に来てくれたんですが、終わったら親は先に帰っていました。
私は両親と一緒に帰りたかったので、帰りの会が終わって外に出たら両親がおらず、泣きながら帰って、家でも大号泣しました。
②5歳離れた兄がいるのですが、いわゆる家族会議には一度も参加させてもらえませんでした。
③小学校3年生の時、掃除の時間に雑巾掛けをして、バケツに雑巾をすすぎに行く数メートルをフラフラ踊りながら移動していたら、
その時教室に入ってきた担任の先生に「またさぼってるのか!」と怒鳴られ、みんなの前で壁際に立たされてビンタされたこと。
あたりがパッと出てきたことです。
内容はバラバラですが、自分なりに「なぜ嫌だったか」を考えてみると、
- 子供に発言権がなかった
- 子供扱いされた
ことが大きな理由なのかなと思います。
前述の4つは基本的に原因となる2つを解決していれば、恐らくそこまで嫌な思い出にはならなかったのだと思います。
①→運動会が終わる前に、「先に帰るね」とか、「一緒に帰ろう」とかの会話があれば良かった。
②→完全に子供扱いですね。話についていけなくてもいいから家族会議に同席したかった。
③→「なんでフラフラしてるんだ!?」と聞いてくれればよかった。
こんな感じですね。
言葉にするとすごく些細で簡単なことに見えます。
そしてこれを、自分の子供に応用すればいいんです!
自分がされて嫌だったことを子供にしない
すごくシンプルにこういうことです。
子供が友達をたたいたりしてしまった時に、「自分がたたかれたら嫌でしょ?人が嫌がることはしないの!」と子供に言ったことはありませんか?
全く同じです。
親である自分自身がその昔されて嫌だったことを、子供にしないようにするんです。
私の場合は、
- 子供に発言権がなかった
- 子供扱いされた
ことが嫌だったと思っているので、4歳の長男に対してもしないようにしています。
発言権に関しては、どんなことについても
- 長男がどうしたいのか?
- やりたい理由は?
- なぜそう思った(感じた)のか?
を必ず聞くようにしています。
4歳なので語彙力も少ないですから、自分の考えを言葉で表現することはとても難しいです。
そんな時はこちらから選択肢を出します。
すると子供はどの選択肢に自分の考えが近いかを教えてくれるので、それを何度か繰り返します。
すると子供の考えを言語化することが出来ます。
これがしっかり出来ると、不思議なことに長男もすごく納得してくれるんです。
ダダをこねたときも、急に暴れ出したりしたときも、子供なりになにか理由があるはずです。
全ての親が「自分の子供が理由もなく暴れるわけない」と信じているハズです。
それを行動に移せばいいだけです。
子供扱いされたことについても、「まだ子供だから出来ない」とは言いません。
どんなことでも「練習すれば出来るようになるよ!」
「お兄ちゃんだから、○○出来るね!すごい!」
と言って接しています。
※「お兄ちゃんだから〜」という発言は批判的な意見が多いことも承知の上です。
話を戻すと、子育てに悩んだ友人は教育書を読んで新しい知識を増やすのではなく、
親自身の実体験を改めて考える方が、確実に、かつ、気持ちを込めた子供の接し方になるはずです。
なんてことをオンライン飲み会で伝えたら、「はー、考えたこともなかったわー」と返ってきたので、ブログにも書いてみました。